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ICLを検討する際に知っておくべき内容とは? 仕組みやデメリット、制限を徹底解説!
本日は、ICLを受ける前に知っておくべき内容についてご紹介したいと思います。
何を隠そう…!私は検討し始めた時、
(眼内にレンズを入れて視力を矯正する!毎日のケアもいらないし、なんて便利そうなの…♡)
くらいにしか思っていませんでした。
もちろんメリットばかりではありません。
・ICLはどんな仕組みなの?
・ICLのメリットや制限は?
・どんな人が受けられるの?
・手術の大まかな流れと回復期間は?
・リスクや合併症は?
このようなことも事前に理解したうえでICLを受けるか決めた方が良いですよね。
検討している方にとって、CLの全体像を知ることはとても大切です。ぜひ最後まで見ていってくださいね。
私たち夫婦はそれぞれ別のクリニックでICLを受けました。また、セカンドオピニオンとしてさらに別のクリニックでも検査を受けています。
実体験から3つのクリニックを同じ目線で比較できたことで、現在はICLに関するクリニック比較など、ICLを中心としたQOLを高める情報を発信しています。
\ 各クリニックの特徴はトップページの真ん中あたりにまとめています! /
ICLとは?|どのように矯正しているの?
ICLは「インプランタブル・コラマー・レンズ」の略。
コラマーと呼ばれるレンズを、インプラント(挿入)できるということですね!
(ざっくりしすぎ…)次以降で詳細を見ていきます!
ICLのレンズについて
ICLのレンズはコラマーと呼ばれる素材からできています。
「アイクリニック東京」によると、コラマーとは次のように説明されています。
従来からコンタクトレンズ素材として使用されてきた、HEMA(ハイドロキシエチルメタクリレート)とコラーゲンを合わせた親水性の柔らかい素材。生体適合性が高く、眼内で異物と認識されにくい。
アイクリニック東京HPより引用
このレンズは眼の内部に固定され、外からは見えません。高い光透過性を持つことに加え、紫外線をカットする効果もあります。
レンズは人の寿命よりも長いと言われていますので、水晶体が機能していれば取り外すこともありません。
また、やわらかい素材でできているため、目の中でレンズが破れたりすることもありません。
ICLの基本的な仕組み
ICL手術では、眼内に柔らかいレンズを挿入することで、視力を矯正します。
レンズはマイナスの電荷を帯びています。これによりレンズへの細胞の付着を防ぎ、長期的に安定した視力を維持することができます。
「ふくおか眼科クリニック中野」では、レンズの長期安定性についても触れられていました。
コラマーは、マイナス電荷を帯びており、タンパク質や細胞などの同符号荷電粒子と反発して寄せ付けないため、細胞の付着を防ぎ、眼内での長期安定性に優れています。
https://fukuoka-eyeclinic-nakano.com/icl/detail/
「アイクリニック東京」も、「ふくおか眼科クリニック中野」も、どちらもICLで有名な北澤先生、福岡先生がいらっしゃいます。仕組みについて書かれている内容も充実していますので、HPもご覧になるとよいと思います。
眼内への挿入方法
ICL手術では点眼麻酔を使用します。
術前は不安でしたが、麻酔のおかげで目を押される圧迫感があった程度でした。
はじめに角膜に数ミリの切開を行います。次に切開した個所からレンズを折りたたんだ状態で眼内に挿入します。
レンズはインジェクターと呼ばれる特殊な注射器や挿入器具を使用します。
乱視用のレンズの場合はレンズの角度も決まっているため、挿入後に適切な位置に固定されます。
切開部は自然に閉じるため縫合は必要ありません。
インスタグラムではこんな内容も書いていますので、こちらも遊びに来てくださいね!
https://www.instagram.com/gaju.marun/
ICL手術のメリットと制限
ここではICLのメリットやデメリット・術後の制限についてもご紹介します。
以下の記事でも記載しているので、こちらも合わせてご参照くださいね。
ICLのメリット
ICLのメリットには以下が挙げられます。
- 高い精度で近視を矯正することができる
- 裸眼に近い感覚が得られる
- 万一のことがあっても取り外しできる
- 幅広い近視に対応可能
メリット1|高い精度で近視を矯正できる
柔らかな素材でできたレンズを眼内に挿入して固定することで、クリアで鮮明な視界を得られることができます。
ただし、ICLは手術自体はレーシックのように大半の工程が自動で行われるわけではありません。
医師の手技に大きく依存しますので、クリニック選びは慎重に行いましょう。
私は慎重になりすぎて、ICLやろうかな…と考え出してからクリニック選びと初回検査まで半年くらいかかりました 笑
クリニック選びの参考に、
・実績(症例数)
・料金体系
・アクセス
・医師を指名できるかどうか
このようなポイントから検討するとよいと思います!
こちらの記事も参考にしてくださいね!
メリット2|裸眼に近い感覚を得ることができる
ICLは裸眼に近い感覚でクリアな視界を得ることができます。
コンタクトをしていた時に比べ、目の渇きやゴロゴロはありません。
また、レンズは眼内に挿入されているので外から見たり触れたりすることもありません。レンズを意識することなく快適な視界を得ることができます。
メリット3|万一のことがあっても取り外しできる
角膜を削るレーシックと異なり、ICLはレンズを挿入する手術です。
レンズの寿命は人の寿命より長く、白内障や目の異常が起きない限り通常は外すことを想定していませんが、万一のことがあった場合はレンズを取り外すことができます。
メリット4|幅広い近視レベルに対応可能
ICLは、レーシックよりも適応範囲が広く、レーシックが受けられないと診断された方も受ける事ができます。
ICLは、レーシックでは適応とならなかった強度近視の方(-6.0D以上)、角膜が薄い方(レーシックにおいては削る角膜の厚みが足りない)、軽度円錐角膜の方(慎重適応)も受けることができます。
ふくおか眼科クリニック中野 HPより引用
私もまさにその一人です。10年以上前にレーシックの適応検査を受けた時は、角膜がぼこぼこ(?)でレーシックはできないと言われ、諦めていたのです。
ICLの制限と考慮すべきポイント
ここでは、ICL手術を検討する際の制限やポイントについてご紹介します。
制限1|眼の健康状態
ICL手術は、眼の健康状態によって適応が異なる場合があります。特に、角膜や水晶体に問題がある場合は、ICL手術が適さないことがあります。
制限2|年齢制限がある
ICL手術は、通常18歳以上の患者が対象とされます。年齢制限の上限はクリニックにより変わりますが、45歳くらいが上限となっています。
年齢が若いとICL後に視力が低下する可能性もありますし、タイミングが遅いと老眼が始まってしまいます。
ただ最近は老眼用のレンズも出てきていますので、医師の相談や検査を通じて判断することが大切です。
制限3|網膜疾患や眼病歴
網膜疾患や眼の病歴がある場合、ICL手術の適応性が制限されることがあります。
例えば、網膜剥離や緑内障の既往がある場合は、手術のリスクや合併症のリスクが高まる可能性があります。
ICL手術の適応範囲と評価基準
ここでは、ICL手術の適用可能な視力矯正について説明します。
ICLの適応は広い
近視の場合、クリニック患者の目の状態にもよるものの、ICLの適用範囲は-3Dから-18Dと言われています。
(※)「D」とは「ディオプター」の略です。(マイナス表記)
調節をしないでピントが合う距離の逆数で表され、数値が大きいほど悪い視力になります。
例えば矯正なしで50㎝(0.5m)でピントが合う方は、1m÷0.5m = 2.0 となり、-2.0Dで表されます。
数値が大きいほど視力が悪いということですね!
医師への相談と評価
ICL手術を受ける前に、医師は患者の眼の健康状態や視力矯正の適応性を評価し、内容を患者に説明します。
また、医師はICLを通じた患者の要望(どれくらい見えるようになりたいか)を確認し、それに対するアドバイス等を行います。
この説明をどれだけ丁寧にしてくれるかで患者から先生への評価が一番分かれるかと思います。
インスタグラムを通じ、フォロワーさんから先生やクリニックに関する色んな声を聞いていますので、ぜひ参考にしてくださいね!DMも丁寧に対応するようにしています!(@gaju.marun)
検査自体5,000円~1万円(ICLを受ける場合は手術代に含まれる)かかるクリニックもありますが、検査が無料なクリニックもありますので、初めに無料で説明を聞いておくというのも一つの方法かなと思います。
ICL手術の手順と回復期間
ここでは一般的な手術の流れと術後の回復期間についてご紹介します。
手術の一般的な手順
手術の一般的な手順は以下の通りです。
手術の前に、点眼による局所麻酔が施されます。
角膜に対し、数ミリ程度の微小な切開を行います。
折りたたまれた状態のレンズが、挿入器具を使用して眼内に挿入されます。
レンズが挿入された後、医師はレンズの位置を調整します。乱視用レンズの場合は回転の角度も調整する必要があり、この調整にも医師の技術が必要となってきます。
手術後、患者は一定期間の経過観察が行われます。医師は必要なケアや注意事項を指示します。
麻酔方法と手術時間
ICLでは点眼麻酔が使用されます。手術前に数回、時間をおいて点眼を行いました。
患者は手術中に痛みを感じることはありませんが、意識は保たれます。
意識がある分、始まる直前が一番不安でした…。
ICL手術の所要時間は一般的に短く、手術自体は通常15分から30分程度で完了します。
手術後には一定期間の経過観察や医師の指導に従う必要がありますので、当日は2-3時間はかかるものと思っていれば良いと思います。
手術後の回復期間とケア
ICL手術の回復期間は一般的に比較的短く、多くの患者は手術の翌日から日常生活に戻ることができます。
一方、特に術後一週間程度はメイクや入浴、洗顔などに制限があります。
私は夏に受けましたが、当日シャワーが入れなかったのが辛かったです…。
手術後のケアには以下のような注意点があります。
処方された点眼薬の使用
医師から処方された点眼薬を指示通りに使用することが大切です。これにより、眼の炎症や感染のリスクを軽減します。
品川近視クリニックやアイクリニック東京では、一日3-5回、3種類の点眼薬を使用しました。
目の保護
手術後は眼を保護するため、保護メガネをかける必要があります。
また、過度な眼への圧力や摩擦を避けるため、目をこすったり重い物を持ち上げるなどの行為を控えましょう。
参考までに「代官山アイクリニック」で受けるとRay-Banのメガネがもらえるとのことでした。
経過観察と定期的な診察
術後の検診は、手術直後、翌日検診、一週間検診、一カ月検診、と定期的な診察を受ける事になります。
医師が眼の回復を評価し、必要なケアや注意事項を指示します。
ICL手術のリスクと合併症
ここではICL手術のリスクと合併症についてご紹介します。
眼圧上昇にともなうリスク
ICL手術のリスクとして、手術後に眼圧が上昇が挙げられます。
眼圧の上昇は緑内障の合併症が生じる可能性があります。
緑内障とは、様々な原因により目と脳をつなぐ視神経が障害されることで、徐々に視野が狭くなっていってしまう病気です。はっきりとした原因はわかっていませんが、眼圧の上昇が主な原因と考えられています。
NAKAMICHI EYE CLINIC (https://www.nakamichi-eyeclinic.com/glaucoma/)
私も術後「眼圧が高いですね」と医師に指摘され、追加の処置を行いました。
細い針で注射を行ったと思います。
痛みはなかったですが追加処置ということで緊張しました。
感染にともなうリスク
感染のリスクも知っておくべきポイントです。
術後に一日3回の目薬を1カ月ほど続けます。お風呂や洗顔、化粧にも制限がありますのでスケジュールに注意して手術日を決めましょう
術後の視力の変化の可能性
その他、ICL後の視力変化(老眼含む)も知っておきましょう。
特に老眼は誰もがなるもので、ICLをしたからと言って一生裸眼でいられるわけではありません。加齢に伴い手元はどうしても見えにくくなってきます。
ハロー・グレア
ハロー・グレア現象は、光が眼内のレンズを通過するときに反射することで起き、特にICLの場合はギラギラや光源の周りに輪が見えることがあります。
光の輪は確かに気になる時がありますが、日常生活に支障をきたすほどではありません。それよりもICLのメリットの方が大きかったです。
私も光の輪に気づくことがありますが、だからと言って何か不都合があるわけでありません。運転している時に、急にトンネルに入った後に気になったくらいです。
光の輪については、以下の記事でも記載していますので参考にしてくださいね。
おわりに
本日はICL手術の前に知っておくべき重要な内容についてご紹介しました。
ICLを受ける前には慎重な検討と情報収集が必要です。特に完全な視力回復を期待する前に、手術の目標や限界を理解することは大切です。
ICLの仕組み、手術のプロセス、手術後の経過や合併症の可能性について理解を深め、ICLを受ける際の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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